「異体」という言葉にはどのような意味があり何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「異体」の正しい読み方と意味について解説します。
「異体」の正しい読み方は「いたい」と「ことい」どちら
「異体」という言葉の読み方として「いたい」と「ことい」の2つが候補になります。
「いたい」と「ことい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「異体」の正しい読み方は「いたい」です。
「異」には「異形」【いぎょう】「異邦」【いほう】など「い」という読み方のほかに「異なる」【ことなる】という読み方があります。
「体」は「体格」【たいかく】「全体」【ぜんたい】など「たい」と読みます。
それぞれの読み方を合わせた「いたい」が「異体」の正しい読み方です。
「異体」の意味
「異体」とは、「通常とは違う姿や形」を意味する言葉です。
見た目や様子が普段とは異なっているものを表す言葉で、ありふれているものとは風体や体裁が異なっているものを指します。
一般的には漢字やひらがななど文字の違いに対して使うことが多い表現です。
文字の中には読みと意味が同じでも書き方が違うものが存在します。
例えば「涙」と「泪」は異なる漢字ですが読み方も意味も同じです。
このような標準的な文字とは違う文字のことを「異体」もしくは「異体字」といいます。
他にも生物の体が異なることを指して「異体」と表現します。
「異体」の言葉の使い方や使われ方
・『雌雄異体で標本を作成する』
・『旧字体表記は異体に分類される』
・『人混みの中でも異体な姿はとても目立っている』
まとめ
「異体」の正しい読み方は「いたい」で「ことい」は間違った読み方です。
日常会話ではあまり使いませんが正しい意味と読み方を知っておきましょう。