「異説」はどのようなものを表す言葉でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「異説」の正しい読み方と意味について解説します。
「異説」の正しい読み方は「いせつ」と「ことせつ」どちら
「異説」という言葉の読み方を漢字の読みを当てはめて考えてみると「いせつ」と「ことせつ」の2つが当てはまりそうです。
「いせつ」と「ことせつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「異説」の正しい読み方は「いせつ」です。
「異」には「異色」【いしょく】「変異」【へんい】など「い」という読み方のほかに、「異なる」【ことなる】という読み方があります。
「説」は「説明」【せつめい】「解説」【かいせつ】など「せつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「いせつ」と「ことせつ」の2つのうち「異説」の正しい読み方は「いせつ」です。
「異」を熟語で「こと」と読むことはないので「ことせつ」は間違った読み方です。
「異説」の意味
「異説」とは、「通常とは違う説」を意味する言葉です。
体系立てられた考えや筋の通った論理など物事についての意見や解釈などをまとめたものを「説」といいます。
「異説」とは世間一般に知れ渡っている通説や正しいとされ定着している定説ではない異なる説を指します。
一般的には常識から外れた解釈や珍妙な考え方など「おかしな説」という意味で使われることが多いのですが、必ずしも価値のない説だとは限りません。
主流派の説に真っ向から反対するような一理ある説も「異説」の一種です。
「異説」の言葉の使い方や使われ方
・『これまでにはなかった異説が発表された』
・『常識からかけ離れた異説を唱える』
・『異説が正しければ歴史的な大発見だ』
まとめ
「異説」の読み方は「いせつ」が正しく「ことせつ」と読むのは誤りです。
学問の世界でよく使う表現なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。