この記事では、「疾風」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「疾風」の正しい読み方は「はやて」と「しっぷう」どちら
「疾風」には3つの読み方があります。
1つ目は「はやて」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「はやち」で、こちらも熟字訓です。
3つ目は「しっぷう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「疾」の音読みは「しつ」ですが、「しっ」となるのは促音化(そくおんか)です。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
また「風」音読みは「ふう・ふ」ですが、「ぷう」になるのは半濁音化です。
半濁音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、前の語が促音や鼻音の場合、発音し易くする為に後の語の頭が「ハ行」から「パ行」に変化する文法です。
正しい読み方の結論
「疾風」の正しい読み方は「はやて」「はやち」「しっぷう」の3つで、読み方により多少意味が違ってきます。
「疾風」の意味
「疾風」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「はやて・はやち」と読む場合、「寒冷前線の影響で急に激しく吹く風」「かかるとすぐ死ぬことから疫痢?(えきり)」という意味です。
「はやて」は「早手」とも書き、「はや」は「早い」という意味、「て」は「風」という意味です。
「しっぷう」と読む場合、「一般的に速く激しく吹く風」「一定の基準以上の強い風」という意味です。
「疾風」の言葉の使い方や使われ方
「疾風」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『ヒーローは疾風(はやて)の様に去っていく』
・『陸上選手が疾風(はやて)の如く走る』
・『急に疾風(しっぷう)が吹いて荷物が飛ばされる』
まとめ
今回は「疾風」の読み方について紹介しました。
「疾風」の正しい読み方は「はやて」「はやち」「しっぷう」の3つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。