この記事では、「癇癪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「癇癪」の正しい読み方は「かんしゃく」と「かんせき」どちら
「癇癪」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
いずれの漢字も難しい漢字ですが、「癇」の漢字の音読みは「カン」で、訓読みは「ひきつ(け)」です。
また、「癪」の漢字の音読みは「シャク」で、訓読みはありません。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かんしゃく」と読めることが分かります。
しかし、「癪」の漢字には「せき」との読みがないことから、「かんせき」と読むことは無理で、間違いだろうと推察されます。
さて、「癇癪」の正しい読み方は「かんしゃく」と「かんせき」の、どちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「癇癪」の正しい読み方は「かんしゃく」で、「かんせき」と読むのは、先に推察した通り間違いです。
二つの漢字はいずれも難しい漢字ですが、「癪」の漢字には音読みが「せき」の「積」が入っていることから、誤って「しゃく」を「せき」との読み、「かんせき」と間違えて読まれることもあるのだろうと考えられます。
「癇癪」の意味
「癇癪」とは、「ちょっとしたことに対しても、感情を抑え切れずに激しく怒り出すこと」を意味する言葉です。
「癇癪」の言葉の使い方や使われ方
・『温厚だった彼が、すぐに癇癪を起すのは、高齢化によるものかも知れません』
・『癇癪は、幼い子供にも起きる現象です』
・『あの男性は、ちょっとしたことですぐに怒り出すので、癇癪持ちだと近所で噂されています』
まとめ
「癇癪」の正しい読み方は「かんしゃく」で、「かんせき」と読むのは間違いです。
また、この「癇癪」とは、「ちょっとしたことに対しても、感情を抑え切れずに激しく怒り出すこと」を意味する言葉です。