「登用」という言葉の読み方は何が正解なのでしょうか。
今回は、「登用」の正しい読み方と意味について解説します。
「登用」の正しい読み方は「とよう」と「とうよう」どちら
「登用」という言葉の読み方として考えつくのが「とよう」と「とうよう」の2つです。
「とよう」と「とうよう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「登用」の正しい読み方は「とうよう」です。
「登用」の「登」には「登坂(とうはん)」「先登(せんとう)」など「とう」という読み方と「登山(とざん)」「登栄(とえい)」など「と」という読み方があります。
「登用」の読み方として正しいのは「とうよう」であり「とよう」は間違いです。
最近は間違った読み方である「とよう」を使う人が増えておりこのまま定着すれば慣用読みとして正しい読み方であると認められる可能性もありますが、現時点で正しい読み方として認められているのは「とうよう」だけです。
「登用」の意味
「登用」とは、「人材を今の地位から上の地位へと引き上げて用いること」を意味する言葉です。
現在の立場から出世させて人材を活用するさまを表します。
役職や階級を引き上げるほか、パートやアルバイトを正社員にするなど大きな待遇改善を伴う契約関係の更改も「登用」と表現します。
「登用」の言葉の使い方や使われ方
・『期待の若手議員を外務大臣に登用する』
・『最高裁判所の裁判官に登用された』
・『実務能力は優れているが人材の登用はうまくない』
まとめ
「登用」の読み方は「とうよう」が正しく、広く使われていても「とよう」は間違った読み方です。
ニュースなどでも耳にする機会の多い言葉なので正しい読み方と意味を押さえておきましょう。