この記事では、「百目鬼」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「百目鬼」の正しい読み方は「どうめき」と「ちゃくめき」どちら
「百目鬼」には主に2つの読み方があります。
1つ目は「どうめき」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「どめき」で、こちらも熟字訓です。
「百目鬼」は地名・人名に使われる言葉で、地方により読み方が様々です。
辞書に載っていませんが、「とどめき・ももめき・ひゃくめき」などの読み方もあります。
ただし、「ちゃくめき」という読み方は知られていません。
正しい読み方の結論
「百目鬼」の正しい読み方は「どうめき」「どめき」です。
「ちゃくめき」とは読みません。
読み方により意味が違ってきます。
「百目鬼」の意味
「百目鬼」は、「栃木県宇都宮市にある地名」「難読の人名」という意味です。
「百目鬼」は、千年以上も昔の伝説に出てきた鬼の名前です。
平将門の乱に派遣された藤原藤太秀郷が、現在の宇都宮市にさしかかった時に、突然白髪の老人が現れて「大曾村に悪鬼があらわれるので待つ様に」と言いました。
秀郷が大曾村へ行くと、身の丈3メートル余り、手には百の目を持つ「百目鬼」が現れたのです。
しかし秀郷は見事な弓矢の腕で「百目鬼」を退治します。
そこから、人々はその土地を「百目鬼(どうめき)」と呼ぶようになったとのことです。
「百目鬼」の言葉の使い方や使われ方
「百目鬼」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『宇都宮市の百目鬼通りは観光名所になっている』
・『隣の部署に百目鬼さんという名字の女性がいる』
・『百目鬼伝説を知って土地に興味を持つ様になる』
まとめ
今回は「百目鬼」の読み方について紹介しました。
「百目鬼」の正しい読み方は「どうめき」「どめき」で、「ちゃくめき」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。