「皆無」という言葉はどんな状態を表し何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「皆無」の正しい読み方と意味について解説します。
「皆無」の正しい読み方は「かいむ」と「みなむ」どちら
「皆無」という言葉の読み方として「かいむ」と「みなむ」のどちらかが当てはまりそうです。
「かいむ」と「みなむ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「皆無」の正しい読み方は「かいむ」です。
「皆」には「皆目」【かいもく】「皆勤」【かいきん】など「かい」という読み方と、「皆様」【みなさま】「皆々」【みなみな】など「みな」という読み方があります。
「無」は「無料」【むりょう】「絶無」【ぜつむ】など「む」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「かいむ」と「みなむ」の2つのうち「皆無」の正しい読み方は「かいむ」です。
「皆無」の意味
「皆無」とは、「全くないさま」を表す言葉です。
どこを見ても一つも見当たらないほど完全にない様子を表す言葉で、見つかる可能性すら感じさせないほどすっかりないさまを表します。
「皆無」の「無」だけでもないことを表しますが、ひとつの例外もない残らず全部を指す「皆」が付くことで徹底的にないことを強調している表現です。
どこを探しても絶対見つからないような非常に強い意味合いを持つ言葉で、少しでも存在の可能性が残されている場合は「皆無」ではありません。
「皆無」の言葉の使い方や使われ方
・『意見に賛同する者は皆無だった』
・『コレクションの中に価値ある骨董品は皆無だ』
・『法案が成立する可能性は皆無だ』
まとめ
「皆無」は「かいむ」と読み「みなむ」は間違いです。
日常的にも使う表現なので正しい読み方と意味を合わせて知っておきましょう。