この記事では、「盤石」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「盤石」の正しい読み方は「ばんじゃく」と「ばんせき」どちら
「盤石」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「盤」の漢字の音読みは「バン」で、訓読みは「おおざら・ま(がる)」です。
また、「石」の漢字の音読みは「セキ・シャク・コク」で、訓読みは「いし」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ばんしゃく」および「ばんせき」と読めることが分かります。
ここで「ばんしゃく」が発音しやすくするための音変化である「連濁」をすれば、「ばんじゃく」と読める可能性があると言えます。
従って、「盤石」は「ばんじゃく」とも「ばんせき」とも、読める可能性があると考えられます。
しかし、いずれが正しいかは、この分析から判断することは出来ません。
さて、「盤石」の正しい読み方は「ばんじゃく」と「ばんせき」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「盤石」は一般的には「ばんじゃく」と読まれることが多いですが、辞書には「ばんせき」と併記されているものも多く、こちらの読み方もあり、いずれも正しいと言うことになります。
「盤石」の意味
「盤石」とは、「重く大きな石や岩のこと」および、そこから転じた「堅固でしっかりしていること」を意味する言葉です。
「盤石」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は会社内で盤石な地位を築きつつあります』
・『あの政治家は、地元で盤石な支持基盤を構築しています』
まとめ
「盤石」の読み方としては、「ばんじゃく」と「ばんせき」のいずれも正しいと言えます。
しかし一般的には「ばんじゃく」と読まれることが多く、こちらの読み方をする方が無難と言えます。
また、この「盤石」とは、「重く大きな石や岩のこと」および、そこから転じた「堅固でしっかりしていること」を意味する言葉です。