この記事では、「直弟子」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「直弟子」の正しい読み方は「じきでし」と「ちょくでし」どちら
「直弟子」の「弟子」の読みについて、最初に説明します。
「弟」の漢字は、音読みが「テイ・ ダイ・ デ」で訓読みが「おとうと」です。
一方の「子」の漢字は、音読みが「シ・ ス」で訓読みが「こ」です。
従って、「でし」は音読みを重ねた読みと言えます。
「直弟子」は、この「弟子(でし)」に「直」の漢字が付けられた言葉で、「直」の漢字は音読みが「チョク・ ジキ 」で訓読みが「ただち(に)・ なお(す)・ じか」です。
これから、「じきでし」も「ちょくでし」も音読みで構成された「でし」に異なる音読みの「チョク」か「ジキ」が付けられた読みだと言えます。
どちらが正しい読みかは、この分析からは推察もできません。
正しい読み方の結論
先の分析で、「直弟子」の読みを「じきでし」とした場合も、「ちょくでし」とした場合も、どちらも三つの漢字を音読みで繋いだ読みだと言えます。
結論的には、「直弟子」の正しい読みは「じきでし」で、「ちょくでし」と読むのは誤りです。
日本語の読みの難しさを感じる言葉と言えます。
「直弟子」の意味
「直弟子」とは「その師匠から、直接教えを受けた弟子のこと」を意味する言葉です。
例えば、何かの大先生が居て、その大先生の弟子を師匠として教えてもらった弟子は、大先生の孫弟子と呼びます。
これに対して、大先生から直接教えを受けた弟子を「直弟子」と区分して使われます。
「直弟子」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は、戦後最高の柔道家と称された人の最後の直弟子です』
・『大先生の直弟子は10人ほどですが、その孫弟子が、世界中で子供達に教えて大活躍をしています』
まとめ
「直弟子」の正しい読み方は「じきでし」であり、「ちょくでし」と読むのは間違いです。
この「直弟子」とは「その師匠から、直接教えを受けた弟子のこと」を意味する言葉です。