この記事では、「看る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「看る」の正しい読み方は「かんる」と「みる」どちら
「看る」の正しい読み方を考えるために、最初に、「看」の漢字の読みを漢字辞典で確認します。
「看」の漢字の音読みは「カン」で、訓読みは「み(る)」と記載されています。
ここから、「看る」は素直に訓読みから「みる」と読めることが分かります。
また、音読みに「る」の送り仮名を付ければ、「かんる」と読めないこともないのが分かります。
しかし、「かんる」といった表現は見聞きしたことがなく、間違いではないかとも思えます。
さて、「看る」の正しい読み方は「かんる」と「みる」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「看る」の正しい読み方は「みる」で、「かんる」と読むのは間違いです。
この「看る(みる)」は常用漢字外の読み方ですが、比較的よく見る表現なので、覚えておくと良いでしょう。
「看る」の意味
「看る」とは、「対象を注意してよく見ることや、見守ること」を意味する言葉です。
「看過(かんか)」や「看病(かんびょう)」の熟語から、「看る」の意味を類推することも出来るでしょう。
「看る」の言葉の使い方や使われ方
・『彼のあの非常識な発言は看過すことができない』
・『祖母本人の強い意向により、終末期を自宅で家族で看ることにしました』
・『留置所に入れられていた容疑者が、自殺を図ったことで、自殺をほのめかしていた容疑者を看る体制が問題視されています』
まとめ
「看る」の正しい読み方は「みる」で、「かんる」と読むのは明らかに間違いです。
また、この「看る」とは、「対象をよく見ることや、見守ること」を意味する言葉です。