この記事では、「福神漬け」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「福神漬け」の正しい読み方は「ふくしんづけ」と「ふくじんづけ」どちら
「福神漬け」には2つの読み方があります。
1つ目は「ふくじんづけ」で、音訓読みになります。
音訓読みとは、音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。
「福」の音読みは「ふく」のみ、「神」の音読みは「しん・じん」、「漬け」は訓読みで「つ(ける)・つ(かる)」です。
「漬け」が「づけ」になるのは連濁(れんだく)と言います。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
2つ目は「ふくしんづけ」で、こちらも音訓読みになります。
正しい読み方の結論
「福神漬け」の正しい読み方は「ふくしんづけ」「ふくじんづけ」の2つで、意味は同じです。
「福神漬け」の意味
「福神漬け」とは、「漬物の一種で、ダイコン・ナス・ウリ・キュウリ・ショウガ・ナタマメ・レンコん・シソ・タケノコ・シイタケ・トウガラシ・シソの実・ゴマのうち、5種類以上を甘辛く漬け込んだ食べ物」のことです。
「福神漬け」の由来は、不忍の池の弁財天にあります。
明治時代に、漬物店として老舗の「酒悦」が上野に店を構えました。
不忍の池があることから弁財天に因み、様々な種類の野菜を七福神に見立てて漬物を作ったとされています。
「ふくじんづけ」「ふくしんづけ」は、地方により読み方が違ってきます。
「福神漬け」の言葉の使い方や使われ方
「福神漬け」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『カレーライスには福神漬け(ふくじんづけ)が一番だ』
・『お歳暮に福神漬け(ふくじんづけ)の詰め合わせを贈る』
・『福神漬け(ふくしんづけ)はハヤシライスにも合う』
まとめ
今回は「福神漬け」の読み方について紹介しました。
「福神漬け」の正しい読み方は「ふくしんづけ」「ふくじんづけ」の2つで、地方により読み方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。