この記事では、「私心」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「私心」の正しい読み方は「ししん」と「わたくしごころ」どちら
「私」という漢字は訓読みでは「わたし」や「わたくし」と読み、音読みでは「し」と読みます。
そして、「心」は訓読みでは「こころ」と読み、音読みでは「しん」と読む漢字です。
「私心」ですが、「私」と「心」それぞれに音読みを当てて「ししん」と読むことも、訓読みを当てて「わたくしごころ」と読むこともできます。
そして、どちらの読み方を用いるかによって指し示す意味が変化するのです。
正しい読み方の結論
「私心」は「ししん」とも「わたくしごころ」とも読むことができ、どんな意味で用いるかによって読み方が変わります。
「私心」の意味
「私心(ししん)」の場合は「個人としての気持ち」や「自分の考え」、「私情」や「自分だけの利益ばかりを考える心」などの意味を表します。
そして、「私心(わたくしごころ)」の場合は「私心(ししん)」と同じく「自分だけの利益ばかりを考える心」という意味の他、「ひそかに恋い慕う心」という意味も含んでいます。
「私心」の言葉の使い方や使われ方
・(ししん:個人としての気持ちという意味で)『一旦、皆さんの私心を聞かせてもらえるでしょうか?』
・ (ししん/わたくしごころ:自分だけの利益ばかりを考える心という意味で)『あの人は高い地位にありながら、私心が全くない』
・(わたくしごころ:ひそかに恋い慕う心という意味で)『私心をどうしても抑えることができず、苦悶している』
まとめ
・「私心」は「ししん」とも「わたくしごころ」とも読むことができ、どんな意味で用いるかによって読み方が変わります。
・「私心(ししん)」の場合は「個人としての気持ち」や「自分の考え」、「私情」や「自分だけの利益ばかりを考える心」などの意味を表します。
・「私心(わたくしごころ)」の場合は「自分だけの利益ばかりを考える心」や「ひそかに恋い慕う心」という意味を表します。