「童子」の読み方と意味とは?「どうし」と「どうじ」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「童子」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「童子」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「童子」の正しい読み方は「どうし」と「どうじ」どちら

「童子」には2つの読み方があります。

1つ目は「どうじ」で、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わった中国の発音を元にした読み方です。

「子」の音読みは「し・す」ですが、連濁により「じ」と読みます。

連濁と歯、2つの漢字で1つの語になる時に、発音しやすくするために後ろの語を清音から濁音に変えることです。

2つ目は「わらし」で、こちらは熟字訓になります。

熟字訓とは、2つ以上の漢字で成り立つ言葉(熟字)に、漢字の持つ意味を活かした別の読み方を付けることです。

「どうし」という読み方はなく、誤りになります。

正しい読み方の結論

「童子」「どうじ」または「わらし」と読み、読み方により意味が違ってきます。

「どうし」という読み方はありません。

「童子」の意味

「童子」の読み方による意味の違いは以下の通りです。

「どうじ」と読む場合、「幼い少年」「貴族の召使いとして働く少年」「仏教用語で菩薩のこと」「仏や菩薩などの眷属(けんぞく)に付く名称」「寺院に奉公する少年」という意味です。

「わらし」と読む場合、東北地方で「子供」を表し、特に「座敷童子(ざしきわらし)」の読み方として使われます。

「童子」の言葉の使い方や使われ方

「童子」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『主君が童子(どうじ)に上着を持たせる』
・『酒呑童子(しゅてんどうじ)はお酒が大好きな妖怪だ』
・『座敷童子(ざしきわらし)が出るという旅館に泊まる』

まとめ

今回は「童子」の読み方について紹介しました。

「童子」「どうじ」または「わらし」と読み、読み方により使い方が変わってきます、「どうし」と読むのは誤りですので、正しく使える様に覚えておきましょう。

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