「簡易」は日常のさまざまな場面で見かける言葉です。
この言葉はどう読むのが正しくて何を意味する言葉なのでしょうか。
今回は、「簡易」の正しい読み方と意味について解説します。
「簡易」の正しい読み方は「かんい」と「かんやす」どちら
「簡易」という言葉の読み方を漢字の読みから推察すると「かんい」と「かんやす」になります。
「かんい」と「かんやす」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「簡易」の正しい読み方は「かんい」です。
「簡」は「簡素」【かんそ】「簡単」【かんたん】など「かん」と読みます。
「易」は「平易」【へいい】「安易」【あんい】など「い」と読むほか、「易易」【やすやす】「容易い」【たやすい】など「やす」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かんい」と「かんやす」の2つのうち「簡易」の正しい読み方は「かんい」です。
「簡易」の意味
「簡易」とは、「簡単で手軽なこと」を意味する言葉です。
「簡易」の「簡」は複雑でなくシンプルなことを意味し「易」は難しさのないたやすいさまを表します。
「簡易」とは作りや仕組みが簡単でやすやすとできることを表す言葉です。
一般的には通常と比べて作りが簡素なものや手続きがシンプルなものを指します。
「簡易」が使われている例としては通常の書留に比べて記録内容が簡素な「簡易書留」や、軽微な案件のみを取り扱う「簡易裁判所」などがあります。
「簡易」の言葉の使い方や使われ方
・『臨時の受付なので簡易に作られている』
・『簡易ではあるが効力は通常と変わりない』
・『感染拡大防止のため授賞式は簡易に執り行われた』
まとめ
「簡易」は「かんい」が正しい読み方で「かんやす」とは読みません。
いろいろな物事で使われている表現なので覚えておきましょう。