この記事では、「絵巻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「絵巻」の正しい読み方は「えまき」と「えかん」どちら
「絵巻」の「絵」は、音読みで「エ」、「カイ」、訓読みで「えが(く)」と読みます。
また「巻」は、音読みで「カン」、「ケン」、訓読みで「まき」、「ま(く)」となります。
「絵」を音読みで、「巻」を訓読みにすると、「えまき」と読むことができます。
一方、「絵」と「巻」 を音読みで読むと、「えかん」になりますが、この読み方ではないようです。
正しい読み方の結論
「絵巻」の正しい読み方は「えまき」です。
「絵巻」は「えかん」ではなく、「えまき」と読むようにしましょう。
「絵巻」の意味
「絵巻」とは、巻物にした絵のことで、「絵巻物」を略した言葉です。
物語や日記、あるいは経典などを絵で表したものに、詞書(ことばがき)が添えられているものを言います。
「絵巻」の「絵」は、「え」、「えをかく」「刺繍をする」などを意味しています。
また「巻」は、「まく」、「まき」、「巻物」などを表しています。
そのため、「絵巻」は漢字の意味から見ると、「巻物の絵」と言う意味合いになります。
「絵巻」の言葉の使い方や使われ方
・『絵巻には「源氏物語」、「枕草子」、「更級日記」、「伊勢物語」あるいは「鳥獣人物戯画」などがあります』
・『絵巻は日本の絵画形式の一つで、長大な紙面に描かれています』
・『現存している中で、最も古いとされている絵巻は奈良時代のものです』
まとめ
絵巻物は美術的価値だけではなく、歴史民俗を知る上でも、貴重な資料となっています。
機会があれば、絵巻物が展示されている博物館や美術館などに、足を運んでみるのも良いかもしれません。
「絵巻」は「えかん」ではなく、「えまき」と読むことを覚えておくと良いでしょう。