この記事では、「総裁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「総裁」の正しい読み方は「そうさい」と「そうたつ」どちら
「総裁」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「総」の漢字の音読みは「ソウ」で、訓読みは常用漢字外の読み方ですが、「す(べる)・すべ(て)・ふさ」です。
また、次の「裁」の漢字の音読みは「サイ」であり、訓読みは「 た(つ)・さば(く)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「そうさい」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「そうたつ」と読めそうにも思われます。
しかし、「裁」の漢字の訓読みは「た(つ)」であり、「たつ」との読みではないことから、「そうたつ」と読むことは無理とも考えられます。
さて、「総裁」の正しい読み方は、「そうさい」と「そうたつ」の、いずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「総裁」の正しい読み方は「そうさい」で、「そうたつ」と読むのは、やはり間違いです。
この熟語では、少し特殊な重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことです。
ちなみに「裁」を使った熟語で、この漢字を「た」や「たつ」と読ませる熟語は辞書を調べても見当たりません。
「総裁」の意味
「総裁」とは、「銀行や公社や政党などの長として、全体を取りまとめる職務、及びその任に就く人のこと」を意味する言葉です。
「総裁」の言葉の使い方や使われ方
・『総裁と聞くと、日本銀行総裁や自民党総裁を思い浮かべますが、それ以外で使われている例は思い起せません』
・『自民党が与党である場合、総裁に選出されることは、実質的に総理大臣に選出されることになります』
まとめ
「総裁」の正しい読み方は「そうさい」で、「そうたつ」と読むのは間違いです。
また、この「総裁」とは、「銀行や公社や政党などの長として、全体を取りまとめる職務、及びその任に就く人のこと」を意味する言葉です。