「縮刷」は印刷に関係する言葉です。
具体的にはどのような印刷を指し何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「縮刷」の正しい読み方と意味について解説します。
「縮刷」の正しい読み方は「しゅくさつ」と「しゅくそう」どちら
「縮刷」という言葉の読み方として思い浮かぶのは「しゅくさつ」と「しゅくそう」の2つです。
「しゅくさつ」と「しゅくそう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「縮刷」の正しい読み方は「しゅくさつ」です。
「縮」は「圧縮」【あっしゅく】「恐縮」【きょうしゅく】など「しゅく」と読み、「刷」は「増刷」【ぞうさつ】「重刷」【じゅうさつ】など「さつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「しゅくさつ」と「しゅくそう」のうち「縮刷」の正しい読み方は「しゅくさつ」です。
「縮刷」の意味
「縮刷」とは、「印刷物の版の大きさを元よりも小さく縮めて印刷すること」を意味する言葉です。
印刷物のサイズのことを「版」といいます。
内容やデザインなどはそのまま変えずに版だけを元よりも小さくして印刷すること、もしくはそのように小さく縮めて印刷されたものが「縮刷」です。
新聞は元のサイズでは大きくて保存にも適さないことから「縮刷」で縮めて印刷したものが新聞縮刷版として発行されています。
本来は印刷物に対して用いる表現ですが現在は印刷されていないデータの形でも「縮刷」と表現することがあります。
「縮刷」の言葉の使い方や使われ方
・『新聞の縮刷版を見る』
・『縮刷されているので細かい文字が読みにくい』
・『図鑑を縮刷する』
まとめ
「縮刷」の読み方「しゅくさつ」が正しく「しゅくそう」とは読みません。
過去の新聞を調べる時に関係してくる言葉なので憶えておきましょう。