この記事では、「肉薄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「肉薄」の正しい読み方は「にくうす」と「にくはく」どちら
「肉薄」の正しい読み方を考えるために、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを、最初に確認します。
「肉」の漢字の音読みは「ニク」で、訓読みは「しし」です。
また、「薄」の漢字の音読みは「ハク」で、訓読みは「うす(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げば「にくはく」と読むことが可能で、音読み+訓読みで繋げて、いわゆる「重箱読み」すれば、「にくうす」とも読める可能性があることが分かります。
しかしいずれの読み方が正しいかは、分かりません。
さて、「肉薄」の正しい読み方は「にくうす」と「にくはく」のどちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「肉薄」の正しい読み方は「にくはく」で、「にくうす」と読むのは間違いです。
ここでは、少し特別な「重箱読み」ではなく、素直に音読みを重ねた読み方が、正しかったことになります。
「肉薄」の意味
「肉薄」とは、「距離的な位置や実力差などが、相手の間近に迫ること」を意味する言葉です。
「肉薄」の言葉の使い方や使われ方
・『彼と彼女は成績でクラスのトップ争いをしていますが、その実力はは肉薄しています』
・『敵軍は、味方の最前線に肉薄する所まで進軍しています』
・『肉薄する競合他社に差を付けるために、追随することが出来ない独創的新製品を出す必要がある』
まとめ
「肉薄」の正しい読み方は「にくはく」で、「にくうす」と読むのは間違いです。
また、この「肉薄」とは、「距離的な位置や実力差などが、相手の間近に迫ること」を意味する言葉です。