この記事では、「腓返り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「腓返り」の正しい読み方は「ひるがえり」と「こむらがえり」どちら
腓返りという文字表記を目にした人の中には、ひるがえりと読んでしまう人もいたりするものです。
所が返りの文字は、かえりという読みがあるのでまだ、がえりと読む事が出来そうですが、腓の漢字には、ひるという読み方は存在していません。
なので腓返りを、ひるがえりと読むのはシンプルに誤りであり、こむらがえりと読むのが正しい読み方です。
正しい読み方の結論
腓返りは、こむらがえりと読むべき言葉となっています。
とはいえ腓の漢字は単体でも、こむらと読む事が出来ますが、返りの方は、かえりではなく、何故がえりになるのか疑問に思う人もいたりするのです。
実はこれは、日本語の連濁と呼ばれるやや特別な読み方で、2つの語が結び付いて1つの語を形成する際には、発音し易くするために、後ろの語の語頭が清音から、濁音に変化する事があります。
腓返りは、この連濁により、こむらかえりではなく、こむらがえりと読むのです。
「腓返り」の意味
腓返りは、ふくらはぎやすねの後ろの柔らかい部分といった意味を持っている腓の漢字に、ひっくりかえる事やへんじ等の意味がある返りの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ腓返りは、ふくらはぎの筋肉が痙攣を起こす事を表すのです。
「腓返り」の言葉の使い方や使われ方
・『私は昨日の夜中に、腓返りを起こして目覚めたため、今日は寝不足気味です』
・『彼は走っている最中に腓返りを起こし、しばらく立ち上がる事が出来ませんでした』
・『腓返りを起こす主な要因の1つとして、ミネラル不足が挙げられます』
まとめ
腓返りという文字表記を見た人の中には、ひるがえりと読んでしまう人がいます。
ですが腓の漢字には、ひるという読みはなく、ひるがえりと読むのは間違いです。
腓返りは、こむらがえりと読むのが正解な言葉となっています。
そんな腓返りは、ふくらはぎの筋肉が痙攣を起こしてしまう症状を表現する際に、用いられているのです。