この記事では、「臍部」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「臍部」の正しい読み方は「さいぶ」
「臍部」は「さいぶ」と読みます。
これは、「臍」の音読み「サイ」と「部」の音読み「ブ」を組み合わせた読み方になっています。
「臍部」の間違った読み方や間違いやすい読み方
漢字の「臍」は訓読みの「へそ」という読み方が一般的に知られています。
そのため「臍部」の読み方を知らない場合は「へそぶ」と読んでしまいがちです。
医学用語では「○○部」と表す部位は「膝部(しつぶ)=ひざ」「踵部(しょうぶ)=かかと」のように音読みにすることが多いので、「臍部」も「へそぶ」ではなく「さいぶ」と読むことになります。
「臍部」について説明
「臍部」とは、お腹の「臍(へそ)」がある場所のことです。
漢字の「臍」はおなかにあるくぼみの「へそ」を意味しており、「臍部」は漢字が表す通り「臍」のある「部分」を表します。
医学用語では、お腹は「腹部」と呼ばれ、さらに9つの区分に分類した場合、お腹の中心にあたる臍の周辺部分は「臍部」と呼ばれます。
ちなみに「臍部」の上部でみぞおちにあたる部分は「心窩部」、「臍部」の下部は「下腹部」といいます。
「臍部」の内側には腸があり、「臍部」が痛む場合は腸に原因があると考えられることが多いです。
まとめ
「臍部」は「臍(へそ)」という漢字が付くように、へそのある場所を指します。
「臍」は訓読みでは「へそ」と読みますが、「臍部」と表記する際は音読みで「さいぶ」と読むのが正しいです。
「へそぶ」と読まないよう気を付けましょう。