「至上」は物事の程度を表す時に用いられる言葉です。
具体的には何を表しどのように読むべき言葉なのでしょうか。
今回は、「至上」の正しい読み方と意味について解説します。
「至上」の正しい読み方は「しじょう」と「しうえ」どちら
「至上」の読み方を漢字の読み方から推察すると「しじょう」と「しうえ」の2つが浮かびます。
「しじょう」と「しうえ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「至上」の正しい読み方は「しじょう」です。
「至上」は「至大」【しだい】「至情」【しじょう】など「し」と読みます。
「上」は「上物」【じょうもの】「机上」【きじょう】など「じょう」と読むほか、「上様」【うえさま】「真上」【まうえ】など「うえ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「しじょう」と「しうえ」のうち「至上」の正しい読み方は「しじょう」です。
「至上」の意味
「至上」とは、「上回るものがないこと」を意味する言葉です。
これよりも上がないこと、つまり一番上であることを表しています。
物事の出来の良さや素晴らしさを表す意味でも使いますが、一般的には考えや信念など形のないものの中での一番上を表す時に使います。
似た意味を持つ言葉として「極上」がありますが、極上が素晴らしいもの全般に対して用いられる表現なのに対し「至上」は素晴らしいものの中でも一番上のものに対してのみ使われる表現です。
「至上」の言葉の使い方や使われ方
・『子供の笑顔が至上の喜びだ』
・『古典至上主義を掲げる』
・『至上の美を追求する』
まとめ
「至上」の読み方は「しじょう」が正しく「しうえ」は誤った読み方です。
いろいろな場面で使われる言葉なので正しい意味と読み方を理解して使いましょう。
