この記事では、「舅」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「舅」の正しい読み方は「しゅうと」と「きゅう」
「舅」は訓読みで「しゅうと」、音読みで「きゅう」と読みます。
「舅」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「舅」は「臼」と「男」を組み合わせた漢字で、見た目が「鼠(ねずみ)」という漢字と似ています。
そのため「ねずみ」と読んでしまわないよう注意が必要です。
「舅」を使った熟語
「舅」とは、配偶者の父親を指した言葉です。
血のつながらない父という意味で「義父(ぎふ)」とも呼ぶこともあります。
当人に向かって「舅」と呼ぶことはなく、他人に紹介する時などに「舅」と呼ぶ使い方をします。
その「舅」を使った主な熟語には「舅姑(きゅうこ)」や「小舅(こじゅうと)」「蛇舅母(かなへび)」などがあります。
「舅姑」
「舅姑(きゅうこ)」とは、読んで字のごとく「舅と姑(しゅうとめ)」という意味です。
姑は配偶者の母親のことで、「舅姑」は女性の夫の両親、女性は「舅姑」の息子の嫁にあたります。
「小舅」とは
「小舅(こじゅうと)」とは、配偶者の兄か弟を指した言葉です。
「こじゅうと」は訓読みの読み方であり、音読みで「しょうきゅう」と読むこともあります。
「小」は「年齢が小さい(若い)」と言う意味もあり「舅」の息子を示しています。
なお配偶者の姉か妹は「小姑」と呼びます。
「蛇舅母」とは
「蛇舅母(かなへび)」とは、トカゲの一種でカナヘビ科に属する爬虫類です。
名前に「へび」が付きますがヘビではなく、体の色が金色のヘビに似ていることから「かなへび」と呼ばれるようになったのではないかと言われます。
「蛇舅母」と書いて「かなへび」と読むようになった理由ははっきりしていませんが「舅」と「母」が他人であるように、ヘビとトカゲも同じ生物ではないことが関係しているのではないか、という説も聞かれます。
まとめ
「舅」は「しゅうと」または「きゅう」と読みます。
字の形が似ている「鼠(ねずみ)」と間違えないようにしましょう。