この記事では、「若木」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「若木」の正しい読み方は「わかき」と「わかぎ」どちら
「若木」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている漢字の個別の読みを確認します。
「若」の漢字の音読みは「ジャク・ニャク」で、訓読みは「わか(い)」です。
また、「木」の漢字の音読みは「ボク・モク」で、訓読みは「き・こ」です。
ここから、二つの漢字を訓読み+訓読みで繋げれば、「わかい」と読めることが分かります。
しかし「木」には「ぎ」との読みがないため、「わかぎ」とは読めないように思えます。
さて「若木」の正しい読み方は「わかき」と「わかぎ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「若木」の読み方としては「わかき」と「わかぎ」の、どちらも正しいと言えます。
ただし、一般的には「わかぎ」と読まれることの方が、多いと言えます。
ここで先に、「木」には「ぎ」との読みがないため、「わかぎ」とは読めないように思えると記しましたが、「わかぎ」と読めるのは、「き」が「連濁」と呼ばれる音変化によって、「ぎ」と読みが変化したことによるものです。
この「連濁」とは二つの語が結びついて熟語となる時に、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が濁音に変化する現象を指すものです。
「若木」の意味
「若木」とは、文字通り「若い木」すなわち「生えてから余り年数の経っていない樹木のこと」を意味する言葉です。
「若木」の言葉の使い方や使われ方
・『植樹した若木も、50年もすれば大木に成長することでしょう』
・『桜の木には寿命があり、老木を若木に順次植え替えなければ、やがてこの桜並木は消滅するかも知れません』
まとめ
「若木」の読み方としては「わかき」と「わかぎ」の、どちらも正しいと言えます。
ここで、「わかぎ」は「わかき」が「連濁」と呼ばれる音変化をした読み方です。
また、この「若木」とは、「生えてから余り年数の経っていない樹木のこと」を意味する言葉です。