この記事では、「茂」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「茂」の正しい読み方は「しげる」と「も」
「茂」は訓読みで「しげ・る(茂る)」、音読みで「モ」と読みます。
また、人名用漢字としては「しげる」「しげ」と読む使い方がされます。
「茂」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「茂」は、十二支のひとつにあたる「戌(いぬ)」と字の形が似ていることから、間違えて「いぬ」と読んでしまう可能性があります。
「茂」を使った熟語
「茂」は、植物から葉や枝が盛んに生えている様子を表す漢字です。
また、勢いがある、優れているという良い意味も持ちあわせており、人の名前にも用いられています。
名前に「茂」のつく有名人には長嶋一茂、城島茂などがいます。
「茂」を使った熟語も多くあり、ここではその一例として「茂生」「繁茂」「茂才」を紹介していきます。
「茂生」
「茂生(もせい)」とは、読んで字のごとく「生い茂る」ことを表します。
「生う(おう)」は草木が生長することで、「茂」と「生」を組み合わせた「茂生」は、植物が生長して枝や葉がたくさん伸びている様子を指しています。
「繁茂」
「繁茂(はんも)」とは、植物がよく生長して葉や枝がたくさんしげっているという意味です。
「繁」は「茂」と同様に「しげる」と読み「茂」と同じ意味を持ちますが、「茂」よりも葉や枝が豊かにしげっているというニュアンスを含みます。
「繁」と「茂」を組み合わせた「繁茂」は、葉や枝が重なり合うほど葉や枝が豊かである様子を表しています。
「茂才」
「茂才(もさい)」は、才能に優れていること、学問の成績が優秀であることを指す言葉です。
「茂」には優れているという意味があり、「茂才(もさい)」は才能に秀でていることを表す時に用いられます。
日常ではあまり使わない言葉なので、同じ意味を持つ「秀才」に言い換えてもよいでしょう。
まとめ
「茂」は「しげる」「も」と読み、人の名前に使う漢字としても人気があります。
形の似ている「戌(いぬ)」と間違えないようにしましょう。