この記事では、「薬缶」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「薬缶」の正しい読み方は「やかん」と「やっかん」どちら
「薬缶」の正しい読みですが、「やかん」が正しいです。
この文字は、音読みで読み上げ、2つの文字が組み合わさることで初めて意味を持つ言葉になります。
なので、「やくかん」と読んでしまいそうなんですが、これは文字を読みやすくするために、小さいつを取るという直種ルールが適応されたので、「やかん」と読むわけです。
正しい読み方の結論
「薬缶」の正しい読みは藥鑵というのがもともとの当て字で、こちらが現在のお湯を沸かす「やかん」のことでした。
しかし、「やかん」って本当に漢字で書けないかということを言いだすと、「薬」をやくと呼んで、「缶」をかんと読めるので当て字にすることなく文字を読めることが分かると「薬缶」をやかんにしたわけです。
「薬缶」の意味
「薬缶」は、元々は、薬を煎じるための湯沸かし用の器のことで現在で言うやかんのことです。
そこから、薬の身を煎じるための湯沸かし用の器という意味が薄れ、現在の「やかん」という意味になりました。
「薬缶」の言葉の使い方や使われ方
・『薬缶でお湯を沸かす』
・『薬缶で煎じ薬を作る』
まとめ
「薬缶「」については、実のところ、「やっかん」と読んでも正解であるという声があります。
ただあくまで、漢字の読み方を書き記す際に「やっかん」と読んでもよいというだけで実際には、「やかん」という漢字であると理解していないとだめだという解釈があるので「やっかん」という読みはダメだと記しました。
なお、この読み方は、日本特有のルールが適応されており、音韻脱落という特殊ルールが採用されているので、小さいつというものを取り去り発音重視の漢字にしたのがこの「やかん」になります。
そして、やかんという漢字は「藥鑵」という言葉が最初の「やかん」という読みになり、実は当て字だったんですね。
そこから当て字以外でなにか読み方がないのかという流れになり、「藥缶」が採用されたというわけです。