この記事では、「蛙化現象」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蛙化現象」の正しい読み方
「蛙化現象」の正しい読み方は「かえるかげんしょう」です。
「かえる・か」は訓音読みです。
訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
げん・しょう」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「蛙化現象」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「蛙化現象」は「かえるかげんぞう」「かわずかげんぞう」などと間違って読まれることがあります。
「蛙化現象」について説明
「蛙化現象」とは、「現代の若者の恋愛において、好きになった相手を理想化してしまい、実際に相手が自分に好意を向けるようになると『気持ち悪い』と感じる様になる心理のこと」という意味です。
好きで追い求めているうちは何もかも素敵に見えるのですが、いざ付き合ってみると理想と違う点が目立ちはじめて、次第に嫌悪感を持つ様になることを表します。
思春期の女性にありがちな傾向で、男性に生じることはないとされています。
「蛙化現象」の言葉の由来
「蛙化現象」の由来は、グリム童話「かえるの王子さま」に由来します。
ある日王女が池に金のまりを落してしまうと、一匹のかえるが現れ、「まりを取ってあげる代わりに、ずっと側にいさせて欲しい」と言います。
王女は承諾しましたが、かえるが食事の時は皿をなめ、風呂に入ってきたりするのですっかり嫌になってしまい、ベッドに入ろうとするかえるの脚を持って投げつけました。
するとかえるはイケメン王子に変わったのです。
イケメン王子は悪い魔法使いに魔法をかけられ、誰かに投げつけられるまでかえるの姿にされていたのです。
「蛙化現象」はこれを真逆にして、「好きになった途端、王子さまが蛙になる」という設定で使われている言葉です。
まとめ
今回は「蛙化現象」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。