この記事では、「蛭子」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蛭子」の正しい読み方は「ひるこ」と「えびす」どちら
「蛭子」には2つの読み方があります。
1つ目は「ひるこ」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「えびす」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
正しい読み方の結論
「蛭子」の正しい読み方は「ひるこ」「えびす」の2つです。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「蛭子」の意味
「蛭子」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「ひるこ」と読む場合、「古事記に記載されている、イザナギ・イザナミの二神の間に生まれた第一子のこと」という意味です。
生まれつき身体が弱いことから「蛭のような子供」という意味で名づけられました。
3歳になっても足が立たないことから、舟に乗せて海に流されました。
「えびす」と読む場合、「七福神の一人、生業を守り、福をもたらす豊漁の神」という意味です。
狩衣?(かりぎぬ)?に烏帽子?(かざおりえぼし)?を身に付け、右手に釣りざおを持ち、左わきに鯛を抱えている姿でお馴染みです。
実は「ひるこ」が流された先が神戸で、そこで祀られて「えびす」様になったという説があります。
「蛭子」の言葉の使い方や使われ方
「蛭子」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『蛭子(ひるこ)は神様の子供の名前だ』
・『蛭子(えびす)様は「えべっさん」とも呼ばれている』
・『蛭子(えびす)様は有名なビールのキャラになっている』
まとめ
今回は「蛭子」の読み方について紹介しました。
「蛭子」の正しい読み方は「ひるこ」「えびす」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。