この記事では、「蜀」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蜀」の正しい読み方は「ショク」と「いもむし・あおむし」
「蜀」の正しい読み方は、音読みで「ショク」、訓読みで「いもむし・あおむし・とうまる」になります。
「蜀」という言葉は日本では一般的に、「三国志」で劉備が建国した国である「蜀(蜀漢)」を指すことが多くなっています。
「蜀」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「蜀」は漢字一文字だけであるため、その読み方をすでに知っている人の場合には、読み方を間違えることはほぼありません。
しかし、「蜀」の漢字の原義・語源にも重なっている訓読みの「いもむし・あおむし」の読み方はほとんど知られておらず、読める人は限られるでしょう。
「蜀」を使った熟語
「蜀」という漢字を使った熟語とその意味を分かりやすく紹介していきます。
「蜀漢」
「蜀漢」の正しい読み方は、「しょくかん・しょっかん」になります。
「蜀漢」は、「221年に、蜀地方(現在の四川省)を中心に漢の景帝の末裔を称した劉備が建国した国」を意味しています。
劉備の建てた「蜀漢・蜀」は、曹操の「魏」、孫権の「呉」と並ぶ「三国志」の国の一つとして知られています。
「蜀紅螺」
「蜀紅螺」の正しい読み方は、「しょくこうら」になります。
「蜀紅螺」という言葉は貝の名前であり、「貝殻が球形・卵形をしていてモザイク模様が入っているショクコウラ科の巻き貝」のことを指しています。
「蜀黍」
「蜀黍」の正しい読み方は、「しょくしょ」になります。
「蜀黍」という熟語は、「イネ科の一年草で食用になるモロコシの別名」を意味しています。
「蜀黍」は、「アフリカ原産で高さ約2メートルにも成長するイネ科の食用植物でコーリャンとも呼ばれ、古代の昔から酒・菓子などの原料とされてきたもの」です。
まとめ
この記事では、「蜀」の正しい読み方が「ショク・いもむし・あおむし」であることを示しました。
「蜀」の間違いやすい読み方や「蜀」を使った熟語の意味についても解説していますので参考にしてみてください。