この記事では、「蜻蛉」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蜻蛉」の正しい読み方は「とんぼ」または「かげろう」
「蜻蛉」には「とんぼ」または「かげろう」と二通りの読み方があります。
「蜻蛉」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「とんぼ」や「かげろう」は平仮名やカタカナで表記することが多いため、漢字で「蜻蛉」と書くことは一般にあまり知られていません。
漢字の「蜻」は「靑(セイ)」が含まれ、「蛉」は「令(レイ)」が含まれることから「せいれい」と読むケースが多いでしょう。
「蜻蛉」は確かに「せいれい」とも読めるので、あながち間違いではありません。
ただ、昆虫の名称を指す場合は「とんぼ」「かげろう」と読まなければ間違いになってしまいます。
「蜻蛉」について説明
「蜻蛉」は「とんぼ」「かげろう」と二つの読み方があり、かげろうは「蜉蝣」とも表記します。
とんぼは、蜻蛉(セイレイ)目の細長い胴に2対の長い羽根を持った肉食性の昆虫です。
国内ではオニヤンマ、ギンヤンマ、アキアカネなどがみられ、幼虫は水中で過ごしヤゴとも呼ばれます。
「蜻蛉」と書いて「とんぼ」と読むようになった理由については、飛ぶ棒のような姿をしていることから「とんぼ」と呼ばれるようになったという説が知られます。
かげろうは、蜉蝣(カゲロウ)目の薄い羽根を持った小さくて弱々しい昆虫です。
幼虫は水中で過ごし、成虫も水辺に生息しています。
ゆらゆらとはかなく見える感じが陽炎(かげろう)に似ているということで、呼び名の由来になったとされます。
か弱く短命であることから、はかないものの例えにも使われます。
まとめ
「蜻蛉」には「とんぼ」「かげろう」の二つの読み方があります。
状況によって、どちらの昆虫を指すのか判断して読み分けましょう。
なお「蜻蛉」は「セイレイ」とも読めますが、昆虫の名称を指す場合は「とんぼ」か「かげろう」と読むのが正しいです。