この記事では、「蝶番」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蝶番」の正しい読み方は「ちょうばん」と「ちょうつがい」どちら
「蝶番」には2つの読み方があります。
1つ目は「ちょうばん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「ちょうつがい」で、音訓読みになります。
音訓読みとは、音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言われます。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方で、「番」の訓読みは「つが(い)・つが(う)・ つが(える)」になります。
文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
本来ならば「蝶番い」と書きますが、「蝶番」でも良いことになります。
正しい読み方の結論
「蝶番」は「ちょうばん」「ちょうつがい」のどちらも正しい読み方で、意味も同じです。
「蝶番」の意味
「蝶番」は、「開き扉や箱のふたなどを開閉する為に取り付ける金具、2枚の金属板の中に1本の回転軸がある構造」「物と物とのつなぎ目」「身体の関節」という意味です。
「ちょうつがい」の語源は、金具の形にあります。
基本的に上下2つで使うのですが、その形が羽を開いている蝶の雄と雌に見えるので「蝶の番(つがい)」として使われる様になりました。
「つがい」とは、「二つのものが組み合わさって一組みになること」「動物の雄と雌の一組み」「からだなどの関節」という意味があります。
「蝶番」の言葉の使い方や使われ方
「蝶番」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『蝶番(ちょうばん)の在庫が残り少ない』
・『ドアの蝶番(ちょうつがい)を締め直す』
・『あごの蝶番(ちょうつがい)が外れる』
まとめ
今回は「蝶番」の読み方について紹介しました。
「蝶番」は「ちょうばん」も「ちょうつがい」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。