「蝸牛」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「蝸牛」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蝸牛」の正しい読み方は「かぎゅう」「かたつむり」
「蝸牛」の正しい読み方は「かぎゅう」と「かたつむり」の2つです。
「蝸」には「蝸室」【かしつ】「蝸涎」【かせん】など「か」という読み方があります。
「牛」は「牛肉」【ぎゅうにく】「猛牛」【もうぎゅう】など「ぎゅう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かぎゅう」と熟字訓の「かたつむり」が「蝸牛」の正しい読み方です。
「蝸牛」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「蝸牛」のよくある間違った読み方として挙がるのが「かうし」「かご」です。
「牛」には「牛飼」【うしかい】「雌牛」【めうし】など「うし」という読み方のほか「牛頭」【ごず】「牛蒡」【ごぼう】など「ご」とも読みます。
どちらも「蝸牛」には使わない読み方です。
「蝸牛」について説明
「蝸牛」とは、「螺旋状の殻を持つ軟体動物」もしくは「聴覚をつかさどる内耳の感覚器官」のことです。
でんでんむしむしかたつむり、という童謡で知られる生き物を指します。
ナメクジの背中に殻がついているような見た目が特徴です。
「蝸牛」の言葉の由来
「蝸」には「うずをまく」という意味があります。
さらにカタツムリの角と目玉が牛の角に似ていることに由来して「蝸牛」と書きます。
内耳の感覚器官はうずをまく形状がカタツムリによく似ているのが名前の由来です。
まとめ
「蝸牛」は読み方で意味が変わります。
生き物なのかそれとも感覚器官のことなのか、どちらの意味を表すのかに注意して読み分けてください。