「裏書」とは何を意味しどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「裏書」の正しい読み方と意味について解説します。
「裏書」の正しい読み方は「うらがき」と「うらしょ」どちら
「裏書」という言葉の読み方を漢字の読みから推察すると「うらがき」と「うらしょ」の2つが浮かびます。
「うらがき」と「うらしょ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「裏書」の正しい読み方は「うらがき」です。
「裏」は「裏口」【うらぐち】「裏芸」【うらげい】など「うら」と読みます。
「書」は「能書」【のうがき】「縦書」【たてがき】など「がき」と読むほか、「書棚」【しょだな】「投書」【とうしょ】など「しょ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「うらがき」と「うらしょ」のうち「裏書」の正しい読み方は「うらがき」です。
「裏書」の意味
「裏書」とは、「証券を譲渡する際に裏面に必要事項を記入する行為」を指す言葉です。
手形や小切手など一部の証券は相手に譲渡し権利を引き渡すことが可能です。
そのような譲渡可能な証券のことを「指図証券」といいます。
指図証券は現金の代わりとして支払いに利用されることもありますが、現金とは違い誰が債権者なのかを明らかにしておく必要があるため譲渡する際は証券の裏面に必要事項を記入して署名する必要があります。
権利者変更のため指図証券の裏側に必要事項を記入する行為を指す言葉が「裏書」です。
「裏書」の言葉の使い方や使われ方
・『約束手形に裏書する』
・『裏書を見ると権利者の変遷が分かる』
・『裏書がないので譲渡は無効である』
まとめ
「裏書」は「うらがき」と読むのが正しく「うらしょ」は誤った読み方です。
手形取引では重要な意味を持つ言葉なので正しい読み方と意味を理解しておきましょう。