この記事では、「裏腹」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「裏腹」の正しい読み方は「うらはら」と「りはら」どちら
「裏腹」は日常生活やビジネスシーンでも使うことの多い言葉です。
「うらはら」と「りはら」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「裏腹」の正しい読み方は「うらはら」です。
「裏」の訓読み「うら」と「腹」の訓読み「はら」を組み合わせた読み方をします。
音読みで「裏」を「り」と、「腹」を「ふく」と呼んで、「りはら」「りふく」と読んでしまうと間違いになります。
「裏腹」の意味
「裏腹」は「互いに反対の関係にあるさま」「互いが背中合わせになっているさま」を指す言葉です。
漢字の「裏」はものの内側にあたり隠れている部分、「腹」は体の表側にあるおなかを指しています。
「裏腹」は体の表側にあるおなかと、おなかのすぐ「裏」にある背中を組み合わせた言葉であり、表と裏、あるいは、異なるもの同士が「背中合わせ」になっている状況を表しています。
一般に、あべこべになっていること、もの同士が非常に近い状態で接している状況を指すときに使う言葉です。
類語には、正反対であることを意味する「あべこべ」「相反する」がありますが、「裏腹」はどちらかというと、単にもの同士が表と裏の関係にあるというより、表面上の印象と内面や本質が大きく異なる状況といったニュアンスを含んでいます。
「裏腹」の言葉の使い方や使われ方
・『好きな男性には、本音と裏腹に意地悪なことばかり言ってしまう』
・『危険と裏腹にある状況で点検作業を続ける』
・『彼はこわもてで大柄な男だが、見た目とは裏腹に繊細で気が弱い』
まとめ
「裏腹」はもの同士が正反対、背中合わせになっている状況を指す言葉で「うらはら」と読みます。
「りはら」「りふく」とは読まないので、間違えないように気を付けましょう。