この記事では、「見物」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「見物」の正しい読み方
「見物」の正しい読み方は「けんぶつ・みもの」です。
「けん・ぶつ」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「み・もの」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「見物」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「見物」は「みせもの」「みぶつ」などと間違って読まれることがあります。
「見物」について説明
「見物」の意味は以下の通りです。
「けんぶつ」と読む場合、「催し物や名所・話題となっているところなどを見て楽しむこと」という意味です。
「みもの」と読む場合、「見るだけの意味や値打ちがあり、すばらしいと感じるもの」という意味です。
「けんぶつ」の場合は名詞として「見物する・した」「見物人」「高みの見物」などと使われ、「みもの」と読む場合は名詞・形容動詞として「見物だ・である」と使われることが多くなります。
似た読み方の言葉に「見世物(みせもの)」があり、こちらは「珍しい物や技などを見せて料金を取る商売」「人々から興味の対象として見られること」という意味で、使い方が全く違います。
「見物」の言葉の由来
「見物」は漢字の意味から成り立つ語です。
「見」は「み(る)」とも読み「視力で捉える」「見るところ」という意味、「物」は「有形・無形で存在しているすべてのもの」という意味、「見物」で「興味あるものを見ること」「見どころがあるもの」になります。
まとめ
今回は「見物」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。