この記事では、「視点」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「視点」の正しい読み方は「してん」と「みるてん」どちら
「視点」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「視」の漢字の音読みは「シ」で、訓読みは「み(る)」です。
また、「点」の漢字の音読みは「テン」で、訓読みは「つ(ける)・とぼ(る)・とも(る)・た(てる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「してん」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「みるてん」と読めそうな気もします。
しかし、いずれが正し読み方かは、ここから判断することは出来ません。
さて、「視点」の正しい読み方は「してん」と「みるてん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「視点」の正しい読み方は「してん」で、「みるてん」と読むのは間違いです。
この熟語では最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいことになります。
ちなみに、「視」の漢字を訓読みの「み(る)」と読ませる熟語は辞書を調べても見当たりませんでした。
「視点」の意味
「視点」とは、「視線の注がれるところや、物事を見たり考えたりする観点のこと」を意味する言葉です。
「視点」の言葉の使い方や使われ方
・『彼の主張は、あまりにも偏った視点の意見だと思います』
・『客観的な判断を行うためには、多面的な視点から考えることが重要です』
・『意見が中々理解してもらえなかったので、視点を変えてと別の話し方をすると、ようやく理解してもらえました』
まとめ
「視点」の正しい読み方は「してん」で、「みるてん」と読むのは間違いです。
また、この「視点」とは、「視線の注がれるところや、物事を見たり考えたりする観点のこと」を意味する言葉です。