この記事では、「訊く」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「訊く」の正しい読み方
「訊く」の正しい読み方は「きく」です。
「き・く」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「訊く」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「訊く」は「うなづく」「かたむく」「みちびく」などと間違って読まれることがあります。
「訊く」について説明
「訊く」は、「人に分からないことを尋ねること」という意味です。
はっきりしていないことに対して、他人に働きかけて回答を得ることを表します。
「訊く」は動詞として「道を訊く・訊いた」「直接本人に訊け」などと使われます。
同じ読み方をする言葉に「聞く・聴く・効く・利く」があり、「聞く」は「音声を聴覚で捉えること全般」という意味、「聴く」は「意識して耳を傾ける」という意味、「効く」は「期待どおりのよい働きが現れる」という意味、「利く」は「本来の機能を十分に発揮する」という意味で使われます。
日常では「聞く」と表記されることも多くあります。
「訊く」の言葉の由来
「訊く」の「訊」という漢字は「取っ手のある刃物」「口」「鳥が飛ぶ様子」の象形で成り立っています。
ここから「謹んで素早く言うこと」、つまり「たずねる」という意味で使われる様になりました。
「きく」という読みかたは「聞く」からの引用とされています。
まとめ
今回は「訊く」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。