この記事では、「読本」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「読本」の正しい読み方は「とくほん」と「どくほん」どちら
「読本」の読み方として想定できるものに、「とくほん」と「どくほん」があります。
「とくほん」と「どくほん」の二つの読み方のうち、「読本」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「読本」の正しい読み方の結論は、「とくほん」が正しい読み方になります。
「読本」の元々の正しい読み方は「とくほん」(漢音)なのです。
しかし、「読本」の「読」という漢字の音読み(呉音)である「どく」は、現代では「読書・読者」などの言葉で使われて一般的になってきています。
「読本」の読み方として「どくほん」も少しずつ定着してきているため、現代では完全な誤読とまでは言えません。
「読本」の意味
「読本」の意味は、「教科書・特に国語の教科書」になります。
戦前の時代まで小学生の国語教科書のことを「小学読本(しょうがくとくほん)」と呼んでいたことに由来します。
「読本」という言葉には、「読者が分かりやすいように難易度に配慮された入門者(初心者)向けの解説書」といった意味合いもあります。
「読本」を「よみほん」と読むときは、「山東京伝らに代表される江戸時代に流行した伝記小説」の意味になります。
「読本」の言葉の使い方や使われ方
「読本」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『戦時中の小学読本には国民教育や道徳規範なども含まれていたため、戦後に見直しが行われました』
・『現代の小中学生の子供たちに読本と言ってもその意味が通じることはないでしょう』
・『英会話読本と銘打たれた英語の実践的なコミュニケーションの解説書を購入しました』
まとめ
この記事では、「読本」の正しい読み方「とくほん・どくほん」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?「読本」の読み方・意味・使い方をリサーチしたいときは、この記事の解説を確認してみてください。