「論外」という言葉にはどういった意味があり何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「論外」の正しい読み方と意味について解説します。
「論外」の正しい読み方は「ろんがい」と「ろんそと」どちら
「論外」という言葉の読み方を漢字の読みを当てはめて考えてみると「ろんがい」と「ろんそと」の2つが浮かびます。
「ろんがい」と「ろんそと」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「論外」の正しい読み方は「ろんがい」です。
「論」は「論戦」【ろんせん】「議論」【ぎろん】など「ろん」と読みます。
「外」は「外国」【がいこく】「屋外」【おくがい】など「がい」と読むほか、「外側」【そとがわ】「大外」【おおそと】など「そと」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ろんがい」と「ろんそと」のうち「論外」の正しい読み方は「ろんがい」です。
「論外」の意味
「論外」とは、「わざわざ論じるほどの価値もないこと」を意味する言葉です。
そのことについて取り上げたり話題にしたりする価値もないさまを表す言葉で、全く相手にしないことを表す意味で使います。
一般的にはわざわざ考えるまでもなく外れていること、つまりはなから相手にしておらず可能性の外にあるさまを表すときに用いられる表現です。
「論外」の言葉の使い方や使われ方
・『全面降伏など論外だ』
・『論外だと一蹴するのではなく考えてみてはどうだろうか』
・『議題に上げることすら論外だというのならどうすればいいのだろう』
まとめ
「論外」の正しい読み方は「ろんがい」だけで「ろんそと」などその他の読み方は全て誤りです。
日常でも使われる表現ですが言い分も聞かずにバッサリ切って捨てるような強いニュアンスの言葉なので使う時は注意してください。