この記事では、「論考」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「論考」の正しい読み方は「ろんこう」と「ろんかんが」どちら
「論考」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「論」の漢字の音読みは「ロン」で、訓読みは常用漢字外の読み方ですが、「あげつら(う)・と(く)」です。
また、「考」の漢字の音読みは「コウ」で、訓読みは「かんが(える)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ろんこう」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「ろんかんが」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、ここから判断することは出来ません。
さて、「論考」の正しい読み方は「ろんこう」と「ろんかんが」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「論考」の正しい読み方は「ろんこう」で、「ろんかんが」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な重箱読みではなく、最も一般的な熟語の読みの音読みを重ねた読み方が正しいことになります。
ちなみに、「考」を使った熟語で、この漢字を訓読みの「かんが」と読ませる熟語は、辞書を調べても見当たりませんでした。
「論考」の意味
「論考」とは「論じて、考察すること」を意味する言葉です。
「論考」の言葉の使い方や使われ方
・『彼の卒論は、事実の羅列だけで、全く独自の論考がなされていません』
・『あの美術評論家の、近代美術に関する論考には定評があります』
まとめ
「論考」の正しい読み方は「ろんこう」で、「ろんかんが」と読むのは間違いです。
また、この「論考」とは「論じて、考察すること」を意味する言葉です。