この記事では、「諸兄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「諸兄」の正しい読み方は「しょけい」と「しょにい」どちら
「諸兄」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「諸」の漢字の音読みは「ショ」で、訓読みは「もろ・もろもろ」です。
また、「兄」の漢字の音読みは「ケイ・キョウ」で、訓読みは「あに」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しょけい」と読めることが分かります。
しかし、「兄」の漢字には「にい」との読みがないことから、「しょにい」と読むことは出来ず、間違いだろうと考えられます。
さて、「諸兄」の正しい読み方は「しょけい」と「しょにい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、先に推察した通り、「諸兄」の正しい読み方は「しょけい」で、「しょにい」と読むのは間違いです。
「しょにい」と間違えて読まれることがあるとすれば、「兄」の訓読みは「あに」ですが、しばしば「兄(あに)」のことを「にいちゃん」と呼ぶことがあるため、「にい」との訓読みがあると勘違いされたためでしょう。
ちなみに、音読み+正しい訓読みを繋ぐと、「しょあに」との読みになりますが、そもそもこの読み方も間違いです。
「諸兄」の意味
「諸兄」とは、「男性が、多くの男性に対して親しみや敬意を込めて表現する言葉」です。
代名詞的に使われることもあります。
「諸兄」の言葉の使い方や使われ方
・『この雑誌は愛読して下さっている諸兄によって、10年も発行し続けることが出来たのです』
・『会社の存続を掛けたプロジェクトに選抜された諸兄には、その重責を跳ねのけて、頑張って欲しいと思います』
まとめ
「諸兄」の正しい読み方は「しょけい」で、「しょにい」と読むのは間違いです。
また、この「諸兄」とは、「男性が、多くの男性に対して親しみや敬意を込めて表現する言葉」です。