この記事では、「諸相」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「諸相」の正しい読み方は「しょそう」と「もろそう」どちら
「諸相」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「諸」の漢字の音読みは「ショ」で、訓読みは「もろ・もろもろ」です。
また、「相」の漢字の音読みは「ソウ・ショウ」で、訓読みは「あい」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しょそう」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「もろそう」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、この漢字の個別の読みの分析から判断することが出来ません。
さて、「諸相」の正しい読み方は「しょそう」と「もろそう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「諸相」の正しい読み方は「しょそう」で、「もろそう」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことです。
ちなみに「諸」を使った熟語で、訓読みの「もろ」と読ませるものには、「諸手(もろて)」「諸肌(もろて)」がありますが、いずれも訓読み+訓読みの熟語です。
「諸相」の意味
「諸相」とは、「色々な姿や様子のこと」を意味する言葉です。
「諸相」の言葉の使い方や使われ方
・『彼の卒論は、最近の金融行政の諸相についてと言う難しいタイルでした』
・『日本のアニメには、無意識のうちに、日本の社会や文化や歴史の諸相が滲み出ている』
まとめ
「諸相」の正しい読み方は「しょそう」で、「もろそう」と読むのは間違いです。
また、この「諸相」とは、「色々な姿や様子のこと」を意味する言葉です。