この記事では、「貴簡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「貴簡」の正しい読み方は「きかん」と「きま」どちら
「貴」は訓読みでは「貴(たっと)い」や「貴(とうと)い」、「貴(たか)い」と読み、音読みでは「き」と読む漢字です。
そして、「簡」は訓読みでは「ふだ」や「簡(えら)ぶ」と読み、音読みでは「かん」や「けん」と読む漢字です。
「貴簡」の場合、「貴」と「簡」それぞれに音読みを当てるのですが、「簡」に「ま」と読む用法はないので、「きかん」と読むのが正解になります。
正しい読み方の結論
「貴簡」の正しい読み方は「きかん」になります。
「貴簡」の意味
「貴簡」とは、「相手の手紙を敬った表現」であり、別の漢字を用いて「貴翰(きかん)」とも表記されます。
「貴簡」の類義語として「お手紙」や「御書(ごしょ)」、「貴書(きしょ)」や「懇書(こんしょ)」、「貴札(きさつ)」や「芳書(ほうしょ)」などがあります。
「貴」は「身分や価値が高い」や「大切にする」、そして、「相手へ敬意を示す語」という意味が含まれる漢字です。
そして、「簡」は「文字を記した木製や竹製の札」や「手紙、文書、書物」という意味ほか、「手軽な」や「大まかな」、「慎ましい」や「選ぶ」などの意味が含まれる漢字です。
「貴簡」のように「貴」を用いた敬語表現の例には以下があります。
・「貴方(あなた)」
相手への敬称。
・「貴意(きい)」
相手の意見を敬った語。
・「貴店(きてん)」
相手の店を敬った語。
「貴簡」の言葉の使い方や使われ方
・『貴簡を拝読したところ、深い洞察に満ちた内容に心打たれました』
まとめ
・「貴簡」の正しい読み方は「きかん」になります。
・「貴簡」とは、「相手の手紙を敬った表現」であり、別の漢字を用いて「貴翰(きかん)」とも表記されます。