この記事では、「貶める」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「貶める」の正しい読み方
「貶める」の正しい読み方は「おとしめる」です。
「おとし・める」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「貶める」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「貶める」は「いじめる」「とがめる」「はずかしめる」などと間違って読まれることがあります。
「貶める」について説明
「貶める」の意味は以下の通りです。
1つ目は「価値・性質が劣ったものとして見下す」という意味です。
2つ目は「今の状態を下落させる」という意味です。
3つ目は「名誉を傷つける」という意味です。
「貶める」は動詞として「貶める・貶めた」と使われることが多くなります。
似た意味の言葉に「蔑む(さげすむ)」があり、こちらは「人を、自分より能力・人格の劣るもの、価値の低いものと見下す」という意味です。
「貶める」の様に、「下落させる・名誉を傷つける」という意味は含まれません。
「貶める」の言葉の由来
「貶める」の「貶」という漢字は、「貨幣」と「立ち止まる足の姿」の象形です。
ここから、「貨幣が不足すること」という意味になり、「へらす」「落とす」、更には「けなす」「おとしめる」という意味で使われる様になりました。
「おとしめる」という読みかたは、古語の「おとしむ」が語源で、「見下す」という意味です。
まとめ
今回は「貶める」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。