この記事では、「資金繰り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「資金繰り」の正しい読み方
「資金繰り」の正しい読み方は「しきんぐり」です。
「し・きん・ぐり」は音訓読みです。
音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。
「資金繰り」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「資金繰り」は「しきんあやつり」「しきんしばり」などと間違って読まれることがあります。
「資金繰り」について説明
「資金繰り」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「会計用語で、会社の収入と支出を把握して、収支の過不足を調整すること」という意味です。
2つ目は「会社が資金を調達するために、融資してくれる金融機関を訪ねて回ること」という意味です。
3つ目は転じて「お金を工面すること」という意味です。
会計用語で「資金」とは「現金や普通預金、当座預金など、すぐに現金化できる資産のこと」です。
「資金」の出入りをしっかり管理して、必要に応じて収入・支出の調整を行い、残高不足ならない様にすることを表します。
「資金繰り」の言葉の由来
「資金繰り」は「資金+繰り」で成り立っている語です。
「資金」は「事業の元手や経営のために使用される金銭」「特定の目的で使われるために用意される金銭」という意味、「繰り」は動詞「繰る」の連用形が名詞化した語で「細長い物を引き出したり、引いてまとめたりする」から転じて「送り動かして移動させる」という意味、「資金繰り」で「企業の経営に必要な金銭を送り動かすこと」「ある目的で必要なお金を引き寄せること」になります。
まとめ
今回は「資金繰り」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。