この記事では、「趣」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「趣」の正しい読み方
「趣」の正しい読み方は「おもむき」です。
「おもむき」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「趣」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「趣」は「しゅみ」「いしゅ」「とりえ」などと間違って読まれることがあります。
「趣」について説明
「趣」の意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものが感じさせる、しみじみとした心引かれる味わい」という意味です。
2つ目は、「あるものごと全体から感じられる様子」という意味です。
3つ目は「相手が言わむとしている内容」という意味です。
4つ目は「他から聞いている事情や様子」という意味です。
5つ目は「ものごとのやり方」という意味です。
「趣」は名詞として「趣がある・ない」「趣を感じる」「趣を理解する」などと使われます。
似た意味の言葉に「風情(ふぜい)」があり、こちらは「上品で味わいがある様子」という意味です。
「趣」が「しみじみとした味わいがあり、心引かれる様子」という意味ですので、ニュアンスが違います。
「趣」の言葉の由来
「趣」の語源は「面向き(おもむき)」という言葉で、「顔の向く方向」という意味です。
「あるものにしみじみとした味わいがあり、心引かれて思わずその方向へ顔が向いてしまうこと」として使われる様になりました。
「趣」という漢字は意味が派生してあてられたものです。
まとめ
今回は「趣」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。