「迂闊」という言葉は何という読み方で読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「迂闊」の正しい読み方と意味について解説します。
「迂闊」の正しい読み方は「うかつ」と「うかん」どちら
「迂闊」という言葉の正しい読み方として使えそうなのが「うかつ」と「うかん」のどちらかです。
「うかつ」と「うかん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「迂闊」の正しい読み方は「うかつ」です。
「迂」は「迂回」【うかい】「迂曲」【うきょく】など「う」と読み、「闊」は「寛闊」【かんかつ】「広闊」【こうかつ】など「かつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「うかつ」が「迂闊」の正しい読み方です。
「闊」の読み方には「かつ」のほかに「かち」「闊い」【ひろい】
【うとい】などがありますが「かん」という読み方はありません。
「闊」と同じ門がまえの漢字には「間」「関」「閑」「關」など「かん」と読む字がたくさんあることから「闊」も「かん」と読むと思い込んでしまったことにより「うかん」と誤読されています。
「迂闊」の意味
「迂闊」とは、「考えが足りず注意が不足していること」を意味する言葉です。
しっかり考えていれば防げたはずなのに考えが足りず注意が不足しているばかりに好ましくない事態に至ってしまった時に考えの足りなさをさして「迂闊」と表現します。
簡単な言葉で表すと「うっかり」が「迂闊」の意味合いです。
「迂闊」の言葉の使い方や使われ方
・『迂闊な一言で相手の機嫌を損ねてしまった』
・『よく確かめずに決定ボタンを押すのは迂闊すぎる』
・『思わぬ感動シーンに遭遇し迂闊にも泣いてしまった』
まとめ
「迂闊」は「うかつ」が正しい読み方で「うかん」と読むことはありません。
日常でも使う言葉ですがひらがなで書くことが多く、漢字だと読めない人が少なくありません。
目にした時に戸惑わないよう正しい読み方を知っておきましょう。