「逆上せる」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「逆上せる」の正しい読み方と意味について解説します。
「逆上せる」の正しい読み方は「のぼせる」と「ぎゃくじょうせる」どちら
「逆上せる」は「のぼせる」と「ぎゃくじょうせる」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「逆上せる」の正しい読み方は「のぼせる」です。
「逆上」という言葉の正しい読み方は「ぎゃくじょう」ですが、送りがなが付けられて「逆上せる」になると「ぎゃくじょう」という読み方は当てはまらず「のぼせる」と読みます。
逆上せる」の意味
「逆上せる」は「頭部に血液が集まって考えのめぐりが悪くなること」を意味する言葉です。
熱に浮かされたりすると頭部に血液が流れ込んだようにぼうっと熱っぽくなって平常通りに頭が働かなくなることがあります。
そのような状態を指して「のぼせる」といいます。
理性的な判断ができなくなっている状態を表す言葉であり、怒りや興奮状態のほか色恋に夢中になって他のものが見えなくなっているさまに対しても使われる表現です。
心の底から気持ちが変わっているわけではなく一時的な変化を表す言葉ですが、通常では考えられないおかしな決断をしたり相手の言いなりになったりなど不都合が生じることもあります。
熱い風呂に入ったり運動して体温が上がったりなど物理的な原因によって血のめぐりが変わり思考への影響が見られる状態も「逆上せる」です。
「逆上」は「激しい怒りや興奮でいカッとなり我を忘れること」なので「逆上せる」とは全く意味が異なります。
「逆上せる」の言葉の使い方や使われ方
・『理想にぴったりの女性に出会いすっかり逆上せる』
・『逆上せる前に早めに風呂から上がる』
・『アイドルに逆上せるばかりで全く勉強しようとしない』
まとめ
「逆上せる」の正しい読み方は「のぼせる」です。
「ぎゃくじょうせる」とは読まないので覚えておきましょう。