この記事では、「道程」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「道程」の正しい読み方は「みちのり」と「どうてい」どちら
「道程」の正しい読み方を考えるために、最初にこの熟語に使われている漢字の個別の読みについて、確認します。
「道」の漢字の音読みは「ドウ・トウ」で、訓読みは「みち」です。
また「程」の漢字の音読みは「テイ」で、訓読みは「ほど・のり」です。
ここから二つの漢字を訓読み+訓読みで繋げれば「みちのり」と読むことが可能です。
また、音読み+音読みで繋げれば、「どうてい」と読むことも可能です。
ただし、いずれの読み方が正しいのかは、この個別の漢字の読みから、推察することは出来ません。
さて、「道程」の正しい読み方は「みちのり」と「どうてい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「道程」の読み方は「みちのり」と「どうてい」の、どちらも正しいと言えます。
先に「程」の漢字の音読みは「テイ」で、訓読みは「ほど・のり」だと説明しましたが、実際に「程」の漢字を使った熟語では、音読みで読ますケースがほとんどで、訓読みの「ほど」と読ます熟語としては、「先程」や「程々」等が挙げられる程度です。
さらに「のり」と読ませる熟語は、この「道程」以外には、見当たらず、辞書には「道程」を「みちのり」と読むのは、難読熟語だとされています。
「道程」の意味
「道程」とは、「ある所までの道路の距離のこと」及び「ある所や状態に至るまでの道筋のこと」を意味する言葉です。
「道程」の言葉の使い方や使われ方
・『ここで、ようやく富士登山の頂上までの道程の半分程度です』
・『この仕事を完結させるまでの道程を、ストーリーとしてしっかり描けています』
まとめ
「道程」の読み方は「みちのり」と「どうてい」の、どちらも正しいと言えます。
また、この「道程」とは、「ある所までの道路の距離のこと」及び「ある所や状態に至るまでの道筋のこと」を意味する言葉です。