山かんむりに獄で「嶽」の読み方とは?簡単に解釈

「嶽」の読み方とは? 読み方

この記事では、「嶽」の読み方を分かりやすく説明していきます。

山かんむりに獄で「嶽」の読み方

「嶽」という漢字は訓読みでは「たけ」と読み、音読みでは「ガク」と読みます。

「嶽」の意味や解説

「嶽」には「高大な山」「妻の父母の呼称に用いる語」としての意味が含まれています。

「嶽」という漢字の成り立ちですが、まず、丘の象形と山の象形を組み合わせた甲骨文字が出来上がります。

その後、山の象形である「山かんむり」と耳を立てたイヌと取っ手のある刃物と口の象形である「獄」を組み合わせ、「威圧感を与えるような高く、険しい山」という意味を表す会意兼形声文字として「嶽」が出来上がりました。

そして、「嶽」の字は「岳」へと変化したのです。

したがって、「嶽」「岳」の旧字体でもあるのです。

「嶽」の熟語での使い方や使われ方

・『大嶽』【たいがく】
「大きい山」を意味する言葉であり、「大岳」とも表記されます。

・『富嶽』【ふがく】
「富士山の別称」を意味する言葉であり、「富岳」とも表記されます。

「嶽」の地名での使われ方

・『粟田口如意ヶ嶽町』【あわたぐちにょいがたけちょう】
京都府京都市左京区に所在する地名です。

・『泉三嶽根』【いずみみたけね】
秋田県秋田市に所在する地名です。

・『岐宿町中嶽』【きしくまちなかだけ】
長崎県五島市に所在する地名です。

・『御嶽山』【みたけさん】
東京都青梅氏に所在する山の名前です。

「嶽」の名前での使われ方

・『荒嶽』【あらたけ】
熊本県や福岡県、神奈川県、大阪府、京都府に見られる日本の名字です。

・『岩嶽』【いわたけ】
熊本県に見られる日本の名字です。

・『姥嶽』【うばたけ】
熊本県や福岡県に見られる日本の名字です。

まとめ

「嶽」は訓読みでは「たけ」と読み、音読みでは「ガク」と読む漢字でした。

「嶽」には「高大な山」などの意味が含まれており、「岳」の旧字体に当たります。

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