「遺留」は捜査に関する警察用語としても使われている言葉ですが、具体的にどのような意味があり正しい読み方は何なのでしょうか。
今回は、「遺留」の正しい読み方と意味について解説します。
「遺留」の正しい読み方は「いりゅう」と「いどめ」どちら
「遺留」という言葉の読み方を漢字の読みから推察すると「いりゅう」と「いどめ」のどちらかに絞られます。
「いりゅう」と「いどめ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「遺留」の正しい読み方は「いりゅう」です。
「遺」は「遺恨」【いこん】「遺棄」【いき】など「い」と読みます。
「留」は「留保」【りゅうほ】「逗留」【とうりゅう】など「りゅう」と読むほか、「局留」【きょくどめ】「荷留」【にどめ】など「どめ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「いりゅう」と「いどめ」の2つのうち「遺留」の正しい読み方は「いりゅう」です。
「遺留」の意味
「遺留」とは、「そこに残されること」を意味する言葉です。
「遺留」の「遺」にはおきざりにして残すという意味があり、「留」には動かずその場にとどまるという意味があります。
置き去りにされたまま動くことなくその場に残り続けるさまが「遺留」であり、警察では現場に残された品物のことを「遺留物」「遺留品」などと呼びます。
残された忘れ物や落とし物を意味するほか「亡くなった人が後に残したもの」どういう意味でも使われる言葉です。
「遺留」の言葉の使い方や使われ方
・『遺留品について捜査する』
・『現場の遺留物は重要な手がかりになる』
・『財産の遺留分は必ず相続できる』
まとめ
「遺留」は「いりゅう」が正しい読み方で「いどめ」と読むのは誤りです。
日常的に使う表現ではありませんが正しい読み方と意味を知っておきましょう。